写真作家に完璧な英語は不要

写真作家に完璧な英語は不要! 還暦女性でも海外で写真家デビューしましょう

写真作家に完璧な英語は不要

20年以上も写真の勉強をし続けて、写真展を何度もやって写真集も出している女性フォトグラファーさんたちはとても写真がお上手。それなのにさらに撮影ツアーに参加して素敵な写真をSNSで発表しているだけなんてもったいないです。

「60歳に近いからもう歳だ」「英語ができないから海外デビューなんて無理」と端からあきらめていませんか? 海外のポートフォリオレビューに行けば70代の女性フォトグラファーはたくさん参加しています。欧米のアートフォト界には先輩女性たちがゴロゴロいるのです。

英語もペラペラになる必要なんてありません。相手の話しを熱心に聞こうとする力があればOKです。

英語が話せなくても相手の話を真剣に聞いていれば「道」は拓けます

海外に住んだ経験もないし特別に英会話の勉強をしたこともない。日頃、英語で会話する機会もない。「英語でコミュニケーションなんてとれない。どうせ無理」だと思っていませんか?

写真表現もプリントも素晴らしいハイアマチュア写真家の方々はたくさんいらっしゃいます。

そういう方にお会いする度に、「日本で趣味として活動されるだけじゃないもったいないですよ。海外でアーティストになりましょう」とお誘いしています。

日本人は生真面目で器用な国民性のためでしょうか。本当に皆さん、撮影の技術やプリントの腕は確かです。少しプリントを学んだだけでもとても繊細にプリントできるようになります。

とくに趣味として写真を始めたのに、熱心に続けてスキルアップした女性フォトグラファーの方は本当に多いです。

私が指導しているSAMURAI FOTOのメンバーも海外のポートフォリオレビューに連れていくと、全員が「プリントが素晴らしい」「むずかしい和紙へのプリントが見事だ」と驚かれます。

なかでも、女性は細かいところまで突き詰めるので素晴らしいです。

それだけのスキルを持っているのに、英会話というハードルがあるからと海外デビューへの挑戦をやめてしまう人はどれだけ多いことか。英語のせいでチャンスを逃してしまっているハイアマチュア写真家の方は大勢います。

おそらくは英語が完璧でないとダメ。ペラペラじゃないと恥ずかしくて話せないと思い込んでいるのでしょう。

でも、コミュニケーションが取れれば、SAMURAI FOTOのメンバーのように、海外で活躍するチャンスや作品が美術館の永久保存にされるような縁はいくらでも転がっています。

それは日本にいても、です。

SAMURAI FOTOでは海外でのグループ展や個展を開催しているだけでなく、毎年10月に六本木でグループ展を行っています。

今年も10月2(月)〜8日(日)まで、六本木ストライプスペースという六本木ヒルズ近くのギャラリーで写真展を開催しました。

六本木は元々、外国人の方が多く住んでいらっしゃいますし、海外からの旅行者の方々がよく散歩されたりしています。今年はコロナ明けや円安でインバウンドの旅行者がたくさんいらっしゃいました。

グループ展を開催している間に、とてもたくさんの外国人の方が展覧会にも来てくださいました。

多くは、イギリスやアメリカからのご家族やご夫婦で、ベルギーやドイツ、なかにはウクライナの写真家もいらっしゃいました。

全員が六本木駅から六本木ヒルズに行く途中の旅行者たちで、皆さん、通りを歩いていてフラッと入って来られるようでした。

今年のグループ展に出展していたのは全員で13名。そのなかで在廊している出展者は自分の作品の前にいて、アーティスト・ステートメントを説明したりしていました。

アーティスト・ステートメントについてはこちらに書いています。

私はディレクターということもあり、受付で芳名帳にお名前を書いてもらう受付役をしていました。そのついでに来場された方に「どちらからいらっしゃいましたか?」と話しかけていました。

ここで言っておきますが、私の英語はTOEIC300点程度です。

気が向いたときにYouTubeで英語に触れるくらいです。でも、とにかく誰とでも話したいという強い気持ちがあるので、外国人に対してもその気持ちは変わらずどんどん話しかけます。

皆さんは『世界の果てまでイッテQ』というTV番組をご存知でしょうか?

あの番組の中でお笑いタレントの出川哲朗さんが自分の知っている日本語英語的な言葉だけで外国人に伝えるコーナーがありますよね。あれを見ていると勇気が湧いてくると思います。

英語で言葉が出てこようがこまいが、知っている限りの英語で懸命に話し、相手の言葉も懸命に聞いています。

ところが、英語は無理とおっしゃる人は、英語を話す前に「私は英語はダメだから」と話すことや聞くこと自体を拒否してしまいます。完璧主義の女性も多いため、ネイティブのようにしゃべれないと恥ずかしいと思っている肩も多いです。

六本木でのグループ展にこの日、展覧会にロンドン郊外に住んでいるというご夫婦がやって来られました。

私は写真展のタイトルや趣旨を説明しつつ(英訳したボードが飾られていますからそれを読むだけです)、何人かの作品を紹介(それぞれのアーティスト・ステートメントの英訳ボードもあります)しました。

そして、英語ができないという70代の出展者Hさんのところまで来ました。

それは、線香の煙だけを真っ黒な背景に表現したとてもアーティスティックな作品でした。煙に色を着けたものもあり、黒いマットと額がつけられてソフィスケートされていました。

Hさんは端から英語は無理だと隠れるように身を引いてしまいました。

その隣には同じ70代で英語ができないKさんがいましたが、彼は「Hello, nice to meet you」とニコニコと話しかけました。

そのあとに彼はスマホを出すと、Goole翻訳のアプリを開いて、自分は日本語で話してそれを英訳した画面をご夫婦に見せていました。Goole翻訳アプリについては、こちらの3つめの見出し「英語が苦手でも大丈夫。AIが的確に手伝ってくれる」に詳しく書いています。

Kさんは「これは線香の煙です。日本人は毎朝、お線香をあげて先祖に祈ります」と説明していたようです。

すると、イギリス人のご夫妻はふたりで耳打ちをしながら何か相談されました。

しばらくすると、ご主人が「僕たちはいま旅行中でこれから金沢に行くけど、金曜日にまた東京に戻るから3点を売ってほしい」といいました。

KさんはGoole翻訳アプリのマイクを出して、英語で話すと日本語に訳してくれるようにセット。イギリス人のご主人の言葉をマイクに話しかけてもらい、日本語でそんなふうにいっているとHさんと私に説明してくれました。

とても驚きましたが、そのあともHさんはGoogle翻訳アプリを使って、彼らと値段交渉までしてくれました。

HさんとKさんはどちらも英語が話せない70代です。リタイアしてから趣味で写真を始めました。お二人とも英語の勉強はしておらず、まだ海外のポートフォリオレビューに行ったことはありません。

Hさんは「英語が話せないからコミュニケーションできない」と思い込んでいます。それに対してKさんは英語はできないけれど、「とにかく話そう。聞こうと努力すればなんとかなるはず」と行動しました。

Hさんは英語を上手く話せないから恥ずかしい。Kさんのほうはそんなことより心を開いて通じ合いたいと考えているのだと思います。

私の英語も出鱈目で恥ずかしいですが、それよりも「ちゃんと話せない」からと無視するほうが嫌です。Kさんも社会人になってから一度も英語を学んでいませんが、ちゃんと金額の交渉まですることができました。

けれども、日本人のほとんど、とくに60歳以上で英語の勉強をしたことがない方は「私なんかどうせ勉強しても無理」とコミュニケーションの扉をバタンと閉めてしまうのです。

出川さんのように笑われたっていいじゃないですか。間違ったっていいんです。

そんなことより、目の前の人となんとかして心を通わせたいという情熱が大切だと思いませんか。

これはアート作品をつくるときと同じです。

自分が伝えたいということを形にする情熱がアートです。

アーティストとして活躍していく初めの一歩として、オープンマインドで目の前の人と対峙してみてください。あなたが真剣に話しを聞いている様子を見れば、相手も丁寧に応対してくれるはずです。

小声でしゃべるのはNG。ゆっくりと大きな声で家族に話しかけるようにフランクに話しましょう

六本木のグループ展ではまた別のチャンスも巡ってきました。

例のごとく、私はその週末も受付に座っていました。私の隣には英文科卒で英語が堪能だといわれているMさんという女性メンバーがいました。

すると、カジュアルなシャツとジーンズに小さめのリュックを背負った外国人の男性がフラッと入って来られました。いかにもこういう展示には慣れているようにささっと芳名帳に名前を書かれました。

もちろん、英語の名前です。

早速、私は「このグループについての説明をしましょう」と立ち上がりました。そうして、Mさんとともに説明を始めました。

しばらくして突然、Mさんが話すのをやめてしまいました。それを見て、何度も海外での個展を経験しているディレクターYさんがやって来て私たちと説明を代わってくれました。

Yさんも英語が堪能ではありませんが、海外での経験が豊富なために外国人に対しても物怖じせずに話しかけます。

どういうスタンスや思いで展覧会をやっているのか説明は英訳したボードが展示されているので、それを見せながら丁寧に説明しました。また、作家ひとり一人もアーティスト・ステートメントについても英訳も書かれているので、それを見ながら話しました。

そして、最後にYさんは自分の作品について説明しました。これももちろん、英訳したアーティスト・ステートメントがついていますから、英語ができなくても大丈夫です。

そのうえにYさんは自分の作品についてはすでに海外で何度も英語で講演しているので、内容をほとんど暗記しています。そばにいる私たちは「また、同じことを話している」と思ってしまうくらいです(笑)。

彼の作品はウクライナの首都キーフにある国立博物館で展示予定だったもので、戦争で延期になったままでした。そのことにも触れていました。

モチーフは福島原発の事故により強制避難させられた被災者たち。大変な目に遭いながらも今、前向きに生きている人々です。キーフでの展覧会はもともとはウクライナから、福島の人々が原発の事故後10年経ってどうしているかを知りたいということから依頼された展覧会でした。

そのために、ウクライナの子どもたちの絵も展示していました。そこにはロシアに侵攻される前の絵と戦後になって描かれた絵がありました。戦争前の明るい絵と戦争を描いた暗い絵。それはとても対照的です。

でも、子どもたちの絵を展示することで「平和について考えませんか」という問いかけをYさんはしたかったと話しました。

そんな話を聞いていた男性は、「平和について考えようという展示会を僕たちも来週からやります。ぜひ、そのオープニングセレモニーに来てください」と誘ってくださいました。

なんと、彼はスペイン大使館の参事官でした。展覧会場の近くに住んでいて、散歩の途中でふらっと覗いたといっていました。

でも、そのお陰で、スペイン大使館での『キッズ・ゲルニカ展』のオープニングにご招待していただきました。

ピカソが描いたゲルニカという絵と同じサイズの大きなキャンバスに、日本の広島、長崎、東京の子どもたちやゲルニカの街とウクライナの子どもたちが描いた絵の展覧会です。

展覧会自体も素晴らしかったですが、普段なかなか入れない大使館の中を見学できたのも貴重な経験でした。

これも彼とコミュニケーションがとれたことによって生まれた機会です。

けれども、私とともに受付にいたMさんが英語で話し始めていたのに、すぐにやめてしまっていたことが気にかかっていました。

Mさんに話を聞いたところ、「話しかけたのに通じなかった」というのです。

大学の専攻は英文学。ときどき英語の書籍も読んでいて英語はできると聞いているのに……。相手がスペイン訛りだから通じなかったのかなと色々とも考えました。

そうして、気づいたのは彼女の声が少しだけ小さいことでした。

日本語はそれほど大きな口を開けませんし、どちらかというと、ボソボソ話しても通じます。あまり大声を出すのも品がないという見方もあります。

それに比べて英語は大きく口を開けて、口の中で音を響かせたり、破裂音的な強いアクセントもあります。そもそも彼らは腹式呼吸で発音していると聞いたことがあります。

そういうネイテイブの人にとっては、日本語的にボソボソと小さな声で話してもわかりません。というか、聞こえません。英語が通じないのではなく、声が小さくて聞こえないだけだったです。

それに、スペイン人の彼は英語のネイティブではないのですから。

不安げに小さな声でしゃべるのは日本人の特徴だと感じることがよくあります。

おそらくはネイテイブのようなアクセントじゃないからと自信がないのかもしれません。

でも、とにかく自信満々に堂々と大きな声で話してみてください。案外、あなたの英語が間違っているのではなくて、声が小さくて通じない場合がほとんどですから……。

そもそも多少間違えていようが、だいたいの感じは伝わるものです。

ディレクターのYさんもとても大きな声で英語で話します。もっとも彼は日本語の声も大きくて自信満々にしゃべります(笑)。

あなたも英語のときは人格を変えるくらいの勇気を持って、自信たっぷりに大声で話してみたら、「なんだ。通じてる」と思うかもしれませんよ。

ご主人やご家族に楽しいジャグでも話すときみたいに和やかに!  もし、何も答えてくれなかったら、「聞こえないのかも。もっと大きな声で」いってみればいいのです。

ジャパニーズ・アクセントでも大丈夫。仲良しの友だちに話すつもりで朗らかに

「外国人だ。英語でしゃべらないと……」と思った瞬間から「私には無理」と思ってしまう方は多いようです。皆さん、身構えてしまうのでしょうか。

女性同士でお出かけしている仲良しグループの様子を見ていると、皆さん、とても朗らかに大きな笑い声を立てたりしていますよね。ときには周りに聞こえていてもお構いなしにご主人対する愚痴を言い合ったりして楽しそうです。

外国人が来ようが、自分ひとりだろうが、親友の女友だちと話しているくらいに打ち解けた感じで接してみてください。挨拶しか英語でできなくても、心を広げていると何となく通じ合えます。

外国人に話すときも日本人と話すときと同じ気持ち。子どもや動物に話しかけるときとも全部同じだと思えばいいです。

わからない言葉があればその場でネット検索したり、Google翻訳アプリを利用してとにかく話し出してみましょう。

外資系の企業で働いている英語が堪能な友人Jさんがいっていたのは、「みんな同じだと思えばいいんだよ。英語か日本語かなんで考えないでコミュニケーションをとろうとすれば通じるよ」。

そう、Jさんがいうように外国人でも日本人でもみんな同じ。誰にでもオープンマインドで話しかけたり聞いたりすればいいのです。

Jさんはまた「ネイティブのアクセントなんて目指さなくてもいいよ。ジャパニーズ・アクセントで十分通じるよ」といいます。

アメリカやイギリス、オーストラリアが英語のネイティブだといわれていますが、オーストラリアの英語は言葉使いがかなり違う感じがします。

また、小さい頃から英語を話している人たちと私たち日本人の舌の動きや口の筋肉は違います。なので、ネイティブ・アクセントは話せないのは当たり前なんです。

それに、ネイティブではない国出身の人の英語は世界中にあふれています。

国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏はポルトガル出身です。なので、ポルトガル語っぽい訛りがあります。

レバノンに帰国してしまった日産の元社長ゴーン氏も母国訛りのある英語でした。

コロナウィルスが流行し始めたときによくTVで見たことのあるWHOのトップもネイティブではありませんでした。エチオピア出身のテドロス氏でとても訛りのある特徴的な英語を覚えている方もいるかと思います。

ネイテイブの発音をしなくちゃ通じないと思っている方は多いと思います。それができないから恥ずかしくて英語をしゃべらないという方も多いはずです。

でも、地球上には、ネイティブ・アクセントでない英語がたくさんあります。だから、自信を持ってください。

最近、中国を抜いて世界最多の人口14億2860万人になったインドは英語習得率が高いことでも有名です。

インドで英語を流暢に話せるのは人口の約4%、 5000万人以上といわれています。 「ある定程度話せる」人を含めれば20%の2億人以上になります。これは世界2位の英語人口です。

ちなみに、英語人口1位はアメリカです。英語圏ですから、人口の98%が英語を話せるのは当たり前です。でも、2位のインドも3位のフィリピン、4位のナイジェリアも母国語ではありません。5位がやっと英語圏のイギリスです。

インドの英語のアクセントはかなりクセがあるためわかりにくいといわれています。公用語のヒンディー語をもじってインドの英語は「ヒングリッシュ」と呼ばれています。

けれども、インドの爆発的な人口増加率とともに、インドの英語が世界を席巻する日も遠くないかもしれません。

そうでなくても、すでに今、フィリピン・アクセントやナイジェリア・アクセントなどネイティブでないアクセントを合わせたら、こちらのほうが優勢になるかもしれません。

英語圏でないアクセントは山ほどあります。むしろ、英語圏のオリジナル・アクセントのほうが少ないくらいです。

ですから、ジャパニーズ・アクセントがあってもいいじゃないですか。

ジャパニーズ・アクセントで話しても、国連事務総長やWHOのトップの話のようにみんな聞いてくれます。

だから、知っている単語を並べて、とにかく話しかけてみましょう。

話が通じ、心が通じ合うとうれしくなります。そして、もっと通じ合いたいと英語の勉強を楽しめるようにもなれると思います。

きれいな景色や憧れの暮らしの動画を見ながら英語を楽しみませんか?

「英語は無理」という思いがあると、相手の話を熱心に聞こうというふうにはならないと思います。

でも一度、わからないながらでも、「とにかく何を言っているのか」耳を傾けて聞いてみてください。

中学英語レベルでもわかる言葉はいくつもあります。集中して相対していると、その表情や言葉のニュアンスから伝わってくることも多いです。

わからない言葉が出てきたら「それは何ですか」「どういう意味ですか」と聞いてみましょう。そのくらいの英語” What das it mean ? “を覚えておくくらいで大丈夫です。

私がわからないながら話を聞くときによくやるのは、相手が言った固有名詞(街の名前や美術館、団体の名前など)を繰り返して言うことです。

なぜ、それをするかといえば、早いスピードでどんどん話されると内容がわからなくなってしまうからです。ちょっとテンポを止めてもらうためです。「どういう意味ですか」と聞くのも意味がわからないだけでなく、話をさえぎることで理解する時間がほしいからです。

「ヒヤリングができるようになるためには、自分がその発音ができないとダメだ」とよくいわれています。

でも、前述したようにネイティブ・アクセントでない場合のほうが多いわけですから、発音ができないとダメなんていってられませんよね。

だから、私たちも完全なネイティブ・アクセントに照準を合わせる必要はありません。

でも、相手と通じ合うためには、言っていることを理解するように努力する必要はあります。

そのためにはまず、お金をかけずにできることから始めてみませんか?

その1つはYouTubeです。

検索するとさまざまな英会話チャンネルがあります。

私がときどき見ているのは、日本人の英語発音コーチが教えてくれるYumi’s English Boot Camp

シアトル生まれで日本で英会話講師を10年間していた美人の先生のサマー先生と英会話!

これらは1つのトピックスについて学ぶという動画です。でも、私は「学ぶ」感じに飽きてしまうことがよくあります。勉強が苦手なんです。そんなときはただ聞き流す風なチャンネルを見ます。

いろんな英語のスピーチが面白いEigo no Sensei はスティーブ・ジョブズやイチローさんなどの感動的なスピーチが聞けるので、英語の勉強というより内容に感動して聴いているという感じです。

TEDx Talks もいろんな国のいろいろな人々のスピーチがアップロードされています。なかには日本人が日本語やっているものもあって、スピーチの内容そのものが目から鱗だったりして面白いです。

「英語の勉強」が嫌いだという人にはスピーチのチャンネルをおすすめしたいです。

それもなんだかお勉強風で嫌だという方は、シンプルに日本語字幕のついた英語の映画を見るだけでもいいでしょう。見ているうちに、自分の知っている単語が出てきたりすると、徐々に耳が慣れていくと思います。

映画を見る感じと似ているので、私が最近、YouTubeでハマっているのはイギリス在住の日本人の女性がやっているWillow&Quinceチャンネルです。

イギリス北部の田舎の風景や日々の暮らしの様子が出てくるのですが、見ているだけでリラックスできます。

動画自体には日本語で字幕が付けられていますが、私はYouTube上で英語の字幕をオンにして見ています。

すると、日本語の字幕の下に英語の字幕が並んで出てくるので、自然に英語が入ってきて見やすいです。動画自体の動きやBGMがゆっくりなのも気に入っています。

少し英語に慣れてきたら、ウクライナ生まれの女性でいろんな国を旅しているAlina Mcleodがおすすめです。

世界中を旅しているVlogが多いですが、日本に住んでいたこともあって広島や東京の旅などが出てきて面白いです。Alinaさんは英語で話しているので、YouTubeの字幕をオンにして英語で見てもいいし、字幕は日本語で見ることもできます。

皆さんもこんなふうに自分が興味のある分野で、英語の動画チャンネルを探してみたらいかがでしょうか。きっと楽しく英語に慣れていくと思います。

そうして、気づいたら、英会話の半分はわかるようになっているかもしれません。

そのくらいになったらもう、「英語は無理」と思わず、自分から話しかけられるはずですよ。

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